見たことのないアスリート

出典:Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN
ミラノ・コルチナ五輪も終わりを告げた。
これまでのあらゆるスポーツシーンのなかで
どのシーンがそうだったのか?
たまたま見た木原の絶望に打ちひしがれる場面がそうだった。
背中を丸めて嗚咽する長身の彼を小柄な三浦が励ましていたのだ。
なりふり構わず取り乱す姿はおよそアスリートのイメージから遠い。
心身を鍛え抜いた者のふるまいには見えず、
何が木原龍一を深い闇に突き落としたのか、その時は全く分からなかった。
絶望から頂点へ
出典:日テレNEWS NNN – 日本テレビ
後日、日本中がオリンピックに沸いていた。
何とあのりくりゅうペアが金メダルと言う。
とても信じることが出来なかった。
どのようにして、あの奈落の底から這いあがったのか。
暗闇の失意から眩い栄光へいったい何処に道があったのか。
自然と涙が溢れてくる。
オリンピックを離れて、スポーツも忘れて、
同じ人間として共振する何かがあった。
何か素晴らしいものに包まれた喜びを感じた。
逆境が咲かせる花
出典:MSN
二人の大舞台までの道のりも決して平たんではなかったという。
やっとの思いで辿り着いたステージにも新たな試練が待っていた。
それらを乗り越えた笑顔はまるで逆境が咲かせる花の様だ。
スポーツの祭典はその様にして人生の縮図を時折見せる。
失敗に打ちひしがれる姿はまるで自分の事の様だ。
その先の出口など全く閉ざされてしまった気がする。
失望から金メダルを手にした二人は全ての人の心に明かりを灯した。
精神の力が逆境を変えることを証明したのだ。
絶望の姿を一度見せて、栄光がその先にある事を教えてくれたのだ。
ミラノ・コルチナを忘れない
出典:dメニューニュース – NTTドコモ
9歳年上の木原を三浦が励ました言葉がある。
「国や金メダルの為でなく、私はあなたの為に滑る」
オリンピックを離れて、スポーツも忘れて、
若い二人の間に極限の状況で生まれた言葉。
これまでのあらゆるスポーツシーンのなかで
最も心に焼き付いた美しい二人。
木原龍一と三浦璃来のりくりゅうペアに永遠の幸あれ!
心に残る雪と氷の祭典。
ミラノ・コルチナを忘れない。

